コラム

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投稿日:2025年12月12日

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年末にやっておくと安心!来年が楽になる『生前整理+大掃除』のコツ

年末が近づくと、何かと気ぜわしくなり、大掃除の計画を立て始める方も多いのではないでしょうか。この時期は、ただ家を綺麗にする「大掃除」だけでなく、今の生活をより快適にするための「生前整理」を同時に進める、まさに“家と心をリセット”する絶好のタイミングです。

生前整理と聞くと、「まだ早い」「大げさなことはしたくない」と感じるかもしれませんが、実はそうではありません。生前整理とは、亡くなった後のためではなく「これからの自分の暮らしを楽にするための整理」という、非常に前向きで実用的な作業なのです。

年末の片付けに「ライト生前整理」のエッセンスを少しだけ取り入れるだけで、来年の生活が驚くほど軽く、楽に、スッと整うというメリットがあります。この記事では、年末の限られた時間で無理なくできる“ライト生前整理”の具体的な進め方と、大掃除を効率よく終わらせるためのポイントをまとめてご紹介します。


生前整理とは?年末に取り組むメリットと意義

生前整理の本来の目的は「今より暮らしを快適にするための整理」です。物を減らすことで日々の掃除が楽になり、探し物の時間も減り、心にもゆとりが生まれます。

年末に生前整理を取り入れることには、特に大きなメリットが3つあります。

1. 物の見直しが自然にできる絶好の機会

大掃除や衣替え、収納の見直しで日常では動かさない物を出し入れするこの時期は「今年1年間、一度も使わなかった物」が明確になります。使用頻度が低い物を効率的に見つけ出し、手放すかどうかを判断しやすい環境が自然と整います。

2. 家族と相談しやすい環境

年末年始は普段忙しくて集まれない家族が、一時的にでも家に集まりやすい時期です。思い出の品や共有している物の保管、または手放すことについて家族間で相談し、合意を得る機会を設けやすくなります。

3. 新年を“軽い気持ちで”迎えられる精神的な効果

物理的な「物」の多さは、無意識のうちに心の重荷につながります。年末に少しでも物を減らし収納スペースに余裕を作ることで、家の中だけでなく、気持ちも驚くほどスッキリとリフレッシュされます。心身ともに軽やかな状態で新しい年を迎える準備ができます。


効率が劇的に上がる!大掃除の前にやるべき「3つの仕分け」

物を動かしながら掃除をするのは、二度手間になり非効率です。大掃除に取り掛かる前に、まずは「仕分け」を済ませておくことで、掃除の効率は劇的に向上します。

1. 使用頻度による判断に集中する

この段階では、「捨てる・捨てない」の処分判断まではしなくても大丈夫です。まずは以下の2つのシンプルな基準で、物を分類しましょう。

  • 「今年1年、使ったか?」

  • 「来年、使う予定があるか?」

一年間触れていない物や、来年使う具体的なイメージが湧かない物は、「見直しの候補」として一時的に別の箱などにまとめておくだけで十分です。

2. 思い出の品は「分けるだけ」で時間節約

アルバムや手紙、記念品などの思い出の品は、一つ一つに感情が伴うため、判断に時間がかかりがちで、年末の忙しい時期には不向きです。この時期は「思い出の品BOX」にまとめて分けるだけにとどめ、個別の判断は時間の余裕が持てる年明けに回すのが、賢い時間管理術です。

3. 手放す物の「出口」を先に決める

「手放す」と決めた物が、行き先(出口)が決まっていないと、片付け作業はそこで滞ってしまいます。手放す方法を事前にいくつか決めておき、それぞれに箱や袋を用意しておくとスムーズです。

  • リサイクル(自治体の資源回収、地域の活動など)

  • 買取(ブランド品、骨董品、家電など)

  • 寄付(NPOや社会福祉団体など)

  • 不用品回収(自治体や専門業者)

例えば、「この箱はリサイクル行き」「この袋は寄付行き」と決めておくことで、迷いがなくなり、作業を中断することなく進められます。


部屋別:無理なく進める“ライト生前整理”の実践ポイント

年末の片付けと相性の良い場所を選び、ピンポイントで整理を進めるのが「ライト生前整理」のコツです。

玄関:家の印象を決める場所

玄関は「家の顔」であり、物の増減が印象を大きく左右します。

  • :この一年間、一度も履かなかった靴を1足だけでも処分・整理します。

  • 雨具:重複している傘や、壊れている傘、レインコートを見直します。

  • 冬小物:伸びた手袋や、毛玉がひどいマフラーなど、来年使わないと判断したものを手放します。

 

キッチン:作業スペースを広げる

冷蔵庫、食器棚、シンク下など、食品や調理器具が集まる場所は、年末の整理で作業効率が格段に上がります。

  • 食品:賞味期限切れ、または間近の調味料や保存食をチェックします。

  • 調理器具:同じ用途の鍋やフライパンが重複していないか確認します。

  • 食器:欠けている食器や、今後使わないと思われるノベルティの皿などを手放します。

  • 消耗品:ふきんやタッパー類など、古くなったものや過剰在庫を見直します。

 

クローゼット:翌日の支度をスムーズに

年末の衣替えは、クローゼットの整理に最適なタイミングです。

  • 衣類:来年も「着たい」服、「着られる」服だけを残す意識を持ちます。

  • アウター:コート類は去年と今年の使用頻度を比較し、ほとんど着ていないものは検討対象に。

  • ニット類:虫食いや毛玉など、ダメージがひどいものをチェックします。

  • ハンガー:クリーニングでもらった不要な針金ハンガーなども整理します。

 

書類まわり:来年の管理を楽にする

年末は、医療費や保険、税金関連の書類が揃いやすい時期です。

  • 重要書類の集約:「大事な書類BOX」を一つ作り、保険証書、医療費の領収書、契約書類など、緊急性の高い書類の保管場所を固定します。

  • 保証書:期限切れの家電の保証書は処分し、現在有効なものだけを残します。


「整理→掃除」の黄金ルートで時短を実現するテクニック

生前整理と大掃除を両立させるためには、「手順」が重要です。

1. 「物を減らしてから」掃除するを徹底

物が多い場所を先に掃除しようとすると、物を移動させたり、よけたりする作業で時間が倍になります。整理(物を減らす) → 掃除(磨く・拭く) の順序を厳守することで、圧倒的に効率が上がります。

2. 掃除の基本は「上から下・奥から手前」

ホコリは上から下に落ちます。掃除は照明やカーテンレール → 棚の上 → 家具 → 床という流れで進めることで、すでに掃除した場所に再びホコリが落ちる二度手間を防げます。

3. 30分タイマーで「ミニ掃除」を習慣化

生前整理も大掃除も一気に全てを終わらせようとすると、途中で疲れて挫折しやすくなります。「30分だけ整理/掃除をする」と時間を区切ることでモチベーションを維持しやすく、継続しやすくなります。


年末にやっておくと来年が格段にラクになる「3つの準備」

1. 思い出の品の保管ルールを決める

思い出の品は、どうしても増えがちです。来年以降の散らかりを防ぐために、保管する「箱の大きさ」と「置く場所」をあらかじめ決めておきましょう。その箱に入る分だけを保管するという「上限」を設けることが、将来的な整理を楽にします。

2. 重要書類の場所を家族と共有する

財布、通帳、保険、医療関連など、「いざという時」に必要な重要書類は、一か所に集約するだけでなく、その保管場所を家族にも明確に共有しておくことで、万が一の際の安心感が大きく高まります。

3. 不用品処分の計画を早めに立てる

年末は不用品回収や買取業者が非常に混み合う時期です。手放すと決めた物が多い場合は、年内の早めの予約、または無理せず年明けに回収を依頼する計画を立てておくのも賢明です。


業者に頼む場合のポイント(遺品整理会社視点)

 

生前整理・大掃除を業者に依頼する場合は、次の点をチェックしましょう。

  • 明確な料金体系(追加費用の有無)

  • 見積もりが現地調査か、写真だけで済むか

  • 買取に対応しているか

  • 女性スタッフ在籍の有無

  • 清掃・消臭の範囲

生前整理は、ただの片付けではなく“気持ちを整える作業”です。丁寧に寄り添ってくれる業者を選ぶことが大切です。


まとめ:今年の“少しの整理”が、来年の大きな安心に繋がる

「生前整理」という言葉は重く響くかもしれませんが、年末に取り組む「ライト生前整理」は、今より暮らしやすい毎日を作り、人生をより良くするための前向きな一歩です。

大掃除とセットで少しだけ物を見直すだけで、家の空間だけでなくあなたの心の状態も整い、来年の暮らしが驚くほどラクになります。

この年末に“少しの整理”を取り入れ、気持ちも家の中もスッと整った晴れやかな新年を迎えましょう。

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